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研究

臨床研究におけるCQ、RQとは?

投稿日:2018年6月11日 更新日:

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どうもさぼ(@ce_sabo)です。

臨床研究をすすめるうえで大事なことがあります。

 

CQとRQです。

言葉自体は知らない方も多いかもしれませんが、臨床研究をしている方は自然とやっているかもしれません。

 

今回はCQ・RQについて簡単に説明していきます。

 

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すべての臨床研究はCQから

 

CQとはなんでしょうか?

 

CQとはClinical Questionのことで、

すなわち、臨床的な疑問です。

 

CQは、CEの臨床研究に例えるなら、

「ダイアライザーAとダイアライザーBではどちらが性能がいいか?」

「CというヘモダイアフィルターとDというヘモダイアフィルターならどちらが、高齢者に適しているか?」

「透析中下肢挙上したり、液温下げたりすると何か問題があるのではないか?」などです。

 

このような臨床で浮かんだ疑問を確かめたり、比較するために臨床研究があるわけなんです。

 

まさか、上司から、「来月の学会でなにか1演題発表出してくれ」といわれて、

「なんか発表出さないと!」みたいな感じで臨床研究は始まらないですよね。

 

けっこうあると思いますが(笑)

 

このように、臨床で行う臨床研究はほとんどといっていいほどCQから始まってるといえそうです。

 

臨床研究のテーマが見つからない、研究っていっても透析分野は研究多いし、やることがない

と思っている方は、まずは臨床をしっかり見て、何気ないルーティーン業務などにも疑問を持ちながらおこなってみることで、CQが見つかるかもしれません。

 

 

実際に臨床研究に繋げるにはCQからRQにする必要がある

 

CQは、臨床で働いている中から見つかる「臨床的な疑問」ということを述べました。

しかし、CQが見つかっただけではすぐ臨床研究になるわけではありません。

ここで出てくるのがRQです。

RQとはResearch Questionのことであり、定義は色々ありますが、引用すると

 

CQを、臨床研究を行うために具体化(科学的で実施可能な研究計画の形)したものがリサーチ・クエスチョン(RQ)である.

引用一部改変:参考文献1).8

 

ということがいえそうです。

 

僕だったら、RQは研究の軸となる疑問。と定義します。

 

クエスチョンって疑問って意味ですし。

 

RQが研究の軸となるので、これがしっかりしていないと研究発表でもなにを伝えたいのかが曖昧になってしまいます。

 

先程挙げたCQをRQにまで変化させてみましょう。

 

研究デザインを考えるときは、文章で書くよりは簡単な図を描いたほうが頭が整理されていいと思います。

 

 

 

CQからRQに変化させることで、いかにも研究っぽいタイトルになってませんか?

 

図のように簡単な図や項目を書き出すことで、CQからRQを容易に変化することができます

 

CQで上がった「ダイアライザーの性能」といっても抽象的なので、小分子をみるのか大分子をみるのか、もしくは両方みるのかで「性能」の意味合いが全然違ってきます。

 

さらに図に書き出すことで、CQからRQにしやすくなるだけでなく、どのような統計手法を使うかも考えやすくなるというメリットもあります。

 

AとBの比較であったら2群間の比較ですし、更にダイアライザーCも比較したい!と思ったら3群間になりますよね。

 

 

CQからRQにする前にやるべきこと

 

↑の図をみてお気付きの方もいると思いますが、

RQ:ダイアライザーAとダイアライザーBの小分子物質の除去性能の比較

という研究ってもう既にやっている人がいそうですよね。

 

新発売のダイアライザーだとやっていない場合もありますが、ダイアライザーの性能評価って、発売されてだいたい1年くらい経つと、絶対誰かがやりますよね。

 

したがって、CQからRQにするに先行研究を調べる

 

ことが重要になってきます。

先行研究を調べることで、自分の知識が増えるだけでなく、同じような研究をやらなくて済む

というメリットがあります。

 

研究あるあるなんですが、これは大発見だ!ってCQが浮かんで、論文を調べてみると同じような研究を既に誰かがやっていた。ってことがけっこうあります。

 

 

透析関係の「抄録」の探し方は、こちらの記事

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また、和文だけじゃなく英論文を読むともっと広く、深く先行研究を知ることができます。

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はっきり言って自分がやりたいテーマの先行研究を読まない限りは研究が始まらない+研究にならないので普段から論文を読むことをオススメします。

 

 

RQの種類

 

RQは大きく分けると4種類あると言われています。

 

①治療・予防法の有効性・安全性の評価

②疾病の頻度、分布、診療パターン、自然歴を詳細に調べる記述疫学研究

③要因とアウトカム(害あるいは益)との関連性を分析する研究

④診断方法の評価

引用一部改変:谷澤雅彦,柴垣有吾.透析室での臨床研究.臨床透析 Vol.29 No.4.日本メディカルセンター.2013.9P

 

同じCQでも、RQが4通り考えられる場合があることを示しています。

 

もちろん、このような種類に当てはまらない場合も多いと思いますが、CQからRQに変化する際に、このような種類があるということを知っておけば、研究デザインの幅が広がると思うので、頭の隅に置いていても良いと思います。

 

 

 

[参考文献]

1)谷澤雅彦,と柴垣有吾.臨床研究のすすめ方(1)リサーチ・クエスチョンとPICO/PECO.[特集]透析室での臨床研究ー研究デザインと研究のまとめ方.臨床透析 Vol.29 No.4.日本メディカルセンター.2013.7-14

 

 

 

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