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穿刺

失敗しやすい血管の特徴別穿刺攻略法~全7パターン~

投稿日:2019年2月18日 更新日:

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さぼ
どうもさぼです

 

今回は穿刺記事第6弾です。

 

毎日穿刺をしている中で特に注意が必要な血管の特徴を7パターン挙げそれぞれどんなところに注意して穿刺するかを説明していきたいと思います。

 

こんな方におすすめ

  • 穿刺が慣れてきた方
  • 特定の血管が刺しづらい、苦手な方
  • 穿刺がもっ上手くなりたい方

 

この記事は穿刺を始めてしばらくたった方向けです。これから穿刺を始める方や始めて間もない方は下記の記事もご覧ください。

 

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この記事の見方

 

この記事では筆者が難しい、特に注意が必要であると考える血管の特徴別に以下の項目に従ってまとめていきます。

メモ

・なぜ難しいのか?

・よくする失敗例

・攻略法

 

 

曲がった血管(蛇行している血管)

 

図1.曲がった血管 ※横から見たイメージ

 

なぜ難しいのか?

曲がった血管は適切な穿刺をする角度が穿刺部位によってバラバラなため

 

失敗例

図1の✖のように刺すと、針が先に進まないor血管壁を貫いてしまう

 

攻略法

針が先に進まない、血管壁を貫いてしまうのは図1の✖のように針が血管に留置(入っている)のに針先が血管壁に当たっているためです。

針をしっかり血管の中に留置するためにも、針の刺入部だけでなくその先までしっかり触診して穿刺しましょう。

また、血管の曲がり具合が緩やかな場合は、穿刺する際に血管を抑える側の指でまっすぐにしてから穿刺するといいです。(図2)

図2.緩やかに曲がった血管 ※上から見たイメージ

 

どちらかというと見た目からして明らかに曲がっている血管より、微妙に曲がっている血管の方が失敗してしまう可能性は高い気がします。

そのため針の刺入部だけでなく外筒が位置する場所までしっかり触診することが大事です。

 

動く(逃げる)血管

 

なぜ難しいのか?

刺している最中に動くと血管を見失ったりするため

 

失敗例

血管が動くことで血管に到達しないor血管をかすめてしまう

 

攻略法

これはしっかり血管を抑える方の指で固定をするしかないです。

僕の固定法は(図3)のような感じですが、このように刺すとには逃げません。

図3.穿刺時の左手の位置 ※写真は血管ではなく色鉛筆

 

あとは固定するのも大事ですが、動く血管かどうかを確かめることが非常に重要です。

駆血し、触診の時点で、左右に動くのか、上下に動くのかをしっかりと確かめましょう。

 

 

固い血管

 

なぜ難しいのか?

固いと針がなかなか進まない、力を入れ過ぎてしまう

 

失敗例

固いために針が進まず、血管壁に到達しない。

力を入れ過ぎて血管後壁まで貫いてしまう。

 

攻略法

まず考えるべきことなぜそこの部位が固いのか?です。

頻回穿刺によって皮膚が肥厚して固くなっているのか、石灰化等によって固いのかなどです。

失敗例にもある通り固い血管では、力を入れ過ぎて後壁を貫いてしまうということに繋がりかねないので、非常に注意が必要です。

攻略法としては、穿刺部を変更することが第一です。

同じ部位に穿刺しているとどうぢても皮膚が肥厚して固くなります。

日頃から患者さんに相談して、穿刺部をずらす、日によって部位を変えるなどをすると効果的です。

 

柔らかい血管

 

なぜ難しいのか?

やわらかくてなかなか血管壁を破れないため

 

失敗例

なかなか血管を貫けないで力を入れ過ぎてしまい血管の後壁まで貫いてしまう。

 

攻略法

まず血管が柔らかいという場合、まず疑うのは駆血が適切かどうかを確認します。

駆血の程度は血管はその血管や腕の筋肉や太さによって実に様々です。

駆血をきつくして徐々に緩めていき、血管の張りをその都度確認してみるのが良いです。

 

駆血をして血管の張りを確認するのは、患者さんに声がけをしてできるだけ少ない回数で行いましょう

 

駆血が適切にできているのにやわらかい場合は血管そのものの弾性(?)がある可能性が高いです。

その場合は穿刺部を変更するようにしましょう。

可能ならば切れ味の良い穿刺針を選択するのも一つの方法です。

 

 

深い血管

 

なぜ難しいのか?

触診で分かりづらいため

針を進めてもなかなか血管に到達しないため

 

失敗例

針を進めてもなかなか血管が到達しないため失敗したと思い針を抜いてしまう。

 

攻略法

図4.深い血管 ※横から見たイメージ

 

深い血管は角度を付けてなるべく最短距離で慎重に刺します。

深い血管に対して穿刺の角度が浅いと針を進める距離が長くなってしまいます(図4)。

触診では血管を押したり、離したりして深さをイメージしましょう。

また、深い血管に対して角度を小さく穿刺してしまうと、図4のように皮膚の穴と血管の穴がかなりずれてしまいます。

止血の部位をずらさないためにも深い血管に対しては角度を大きく穿刺しましょう。

 

浅い血管

 

なぜ難しいのか?

浅いと血管の後壁を貫きやすいため

 

失敗例

血管の後壁を貫いてしまう。

 

攻略法

図5.浅い血管 ※横から見たイメージ

 

浅めの血管に対しては深い血管とは反対に、浅めに刺します(図5)。

図5を見ればわかる通り浅い血管にたいして角度を大きくつけて穿刺するとほんの少し針を進めただけで血管壁に到達してしまいます。

血管径が細い場合は更に少し進めるだけで後壁まで貫きかねません

浅い血管の特徴としては細い場合も多いのでそこにも更に注意が必要です。

 

細い血管

 

なぜ難しいのか?

物理的に穿刺針に対して血管が細いため

 

失敗例

・血管に到達しない(血管ではないところを刺してしまう)

・上下左右に貫いてしまう

 

攻略法

細い血管はシャント作成後の血管がまだ十分に発達していない場合が多いです。

攻略法は残念ながらこれといったものはありません。

基本に忠実にやるのみです。

駆血、触診、血管の固定をしっかり行い穿刺します。

シャントエコーができる施設であればエコー下穿刺もありですね。

 

 

まとめ

 

CEさぼ的に失敗しやすい血管の特徴は7パターンあります。

  1. 曲がった血管(蛇行している血管)
  2. 動く(逃げる)血管
  3. 固い血管
  4. 柔らかい血管
  5. 深い血管
  6. 浅い血管
  7. 細い血管

 

失敗しやすそうな血管もパターン化して特徴に合わせた攻略法をとることで成功率が上がるかもしれません。

是非参考にしてみてください。

 

 

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