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ダイアライザー

透析膜の正しい名称・機能分類

投稿日:2017年10月6日 更新日:

透析膜の正しい名称・機能分類
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どうもさぼです。

 

透析するにあたって必ず必要なもの。それはダイアライザーです。

最近では、非常に多くのダイアライザーが発売されており、機能の向上や新しい効能とか多岐に渡ります。

 

ダイアライザーが色々ありすぎて、「何を使えばよいのかわからない」という方もいるのではないでしょうか。

 

ダイアライザーの選定を行う前に、今回はダイアライザー等の透析膜の名称・機能分類について述べようと思います。

 

 

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膜の正しい名称

 

皆さんの施設では何種類くらいのダイアライザーを使い分けていますか?

 

患者さんでしたら、自分のダイアライザーはどんな種類で、分類的にはどこかちょっとは気になるはず。

 

まずは、単語の意味から行きます。

単語の意味は意外と大事なんです。

結構誤解している人いるんですよね。CEですら間違えてる人います。

 

よく見かけるのが、HDF用の膜のことを「ダイアライザー」って言う人。

 

しかしこれ 、 間違い です。

正確にはHDF用のフィルターは「ヘモダイアフィルター」と言います。

 

分かってる人は読み飛ばしてください。

以下にまとめました。

 

治療モード(英語)治療モード(日本語)膜の名称
HD血液透析(ヘモ)ダイアライザー
HDF血液透析濾過ヘモダイアフィルター
HF血液濾過ヘモフィルター

 

ちなみにhemo血液という意味で、filter濾過という意味らしいです。

透析は英語でdialysis(ダイアリシス)だからダイアライザーって言うんです。

 

膜の分類(旧分類と新分類)

 

次行きましょう。次は「分類」です。

ダイアライザーは旧分類と新分類があります。分類は2,3年前?に新しくなりました。

 

知らなかった人は、是非新分類を覚えましょう。

医学の知識・情報は常に進化・発展します。

ガイドラインは今後も頻繁に更新されると思うので、是非目を通して頂きたいです。

 

ダイアライザーの分類について、簡単にまとめました。

旧分類

β2MGのクリアランス 10 mL/min未満
10~30 mL/min未満
30~50 mL/min未満
50~70 mL/min未満
70 mL/min以上

 

 

新分類

新 ダイアライザー機能分類

[引用]

川西秀樹他、血液浄化器(中空糸型)の機能分類 2013 - 日本透析医学会 PDFダウンロード.透析会誌46(5):503.2013

 

更に分かりやすくこんなのも作ってみました。(2018.519更新)

 

 

何が変わったのかというと

旧分類Ⅰ~Ⅴ型   →  新分類Ⅰa、Ⅰb、Ⅱa、Ⅱb型

 

具体的にどう変わったかというと、β2MGのクリアランスだけじゃなくて、β2MGのクリアランス+Albのふるい係数による分類に変わった。という感じです。

 

ここでいうクリアランスとは、簡単に言うと、値が大きくなる程、β2MGというの物質がよく除去できるということです。

Albのふるい係数も、大きいほどよく抜けるよという感じでいいと思います。

 

注意して見て欲しいことは新分類のβ2MGのクリアランスが70以下がⅠ型、70より大きい場合がⅡ型ということです。

 

旧分類と新分類を比べてみると

旧Ⅰ~Ⅳ型→新Ⅰ型 、 旧Ⅴ型→新Ⅱ型

となっていることです。

 

何が言いたいかというと、、、

①現行のダイアライザーは昔のダイアライザーと比べて飛躍的に性能が向上した

ということが分かります。

 

更に、Albのふるい係数が分類の条件に加わったということは、

②性能は向上する反面、Albも抜けるので使い分けに注意が必要である

ということが考えられます。

実際Albが抜けるダイアライザーは多くて、オンラインHDFでもこの考え方は重要になってきます。

 

それと更に忘れてはいけないのがもう一つありました。

新分類ではⅠa、Ⅰb、Ⅱa、Ⅱb型以外の、特別な機能を持つ膜としてS型というのができました。

 

なんか特別感があって、いいですよね。僕はS型好きです。

 

先程引用させていただいた、ガイドラインを見るとS型の説明があります。

 

S型血液透析器について 特別な機能として、生体適合性に優れる,吸着によって溶質除去できる,抗炎症性,抗酸化性を有するなどと定義しているが,従来の除去性能(尿素,β2-MGのクリアランス)だけではその特徴を表現しきれない血液透析器を実質的に表す.

[引用] 川西秀樹他、血液浄化器(中空糸型)の機能分類 2013 - 日本透析医学会(PDFダウンロード).透析会誌46(5):503.2013

 

 

現在、S型の膜は、EVAL膜PMMA膜の2種類がガイドラインで認められています。

 

 

まとめ

 

 ・膜の正しい呼び名・名称は以下の通り。正しく覚えましょう。

治療モード(英語)治療モード(日本語)膜の名称
HD血液透析(ヘモ)ダイアライザー
HDF血液透析濾過ヘモダイアフィルター
HF血液濾過ヘモフィルター

 

・ダイアライザーの機能分類は新しい方を使いましょう。

    旧Ⅰ~Ⅳ型→新Ⅰ型 、 旧Ⅴ型→新Ⅱ型

・更に新しくS型という分類が増えた。

・機能分類が新しくなったのは以下の背景が考えられる。

①現行のダイアライザーは昔のダイアライザーと比べて飛躍的に性能が向上した

②性能は向上する反面、Albも抜けるので使い分けに注意が必要である

 

本日も読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

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