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第1種ME技術実力検定試験の合格体験記。勉強法など。結果大公開!

2018/10/08
 
ME1種認定バッジ
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どうもさぼです。

 

 

プロフィールでも紹介した通り、

僕は初回受験で、第1種ME技術実力検定試験(以下ME1種)受かりました。

 

勉強したわりに全然自信ありませんでしたが、、、(あとで結果も載せます)

 

 

今回はME1種の合格体験記ということで、

働きながらでもしっかり勉強すれば合格できるということや勉強法、まずそもそもの必要性などを紹介していきます。

 

 

 

こんな人におすすめ

・そもそもME1種ってなに?とって意味あるの?という方

・取りたいけど、難しいから受かる気がしない。勉強法が知りたい。という方

・臨床ME専門認定士になりたいからME1種が欲しい。という方

 

 

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ME1種とは?ME1種の定義

 

定義から行きましょう。定義は物事の理解に一番重要です。

公式HPに定義がちゃんと載っています。

 

ME1種とは

第1種ME技術実力検定試験は、「ME機器・システム(以下、ME機器という)および関連設備の保守・安全管理を中心に、総合的に管理する専門的知識・技術を有し、かつ他の医療従事者に対し、ME機器および関連設備に関する教育・指導ができる資質を検定する」ことを趣旨としている。

引用:公益社団法人日本生体医工学会 ME技術教育委員会HP

 

そして、ME1種に合格した人は、第1種ME技術者と呼ばれます。

 

第1種ME技術者は「ME機器・システム(以下、ME機器という)および関連設備の保守・安全管理を中心に、総合的に管理する専門的知識・技術を有し、かつ第2種ME技術者を含む他の医療従事者に対し、ME機器および関連設備に関する教育・指導ができる資質を有する者」と定義されています。

引用:公益社団法人日本生体医工学会 ME技術教育委員会HP

 

 

要するに

第1種ME技術者は、病院などでME2種を含む医療従事者に対して、医療機器などの教育・指導ができる資質がある人

ということです。

ME1種が指導者で、指導の下でME1種を持っていないME2種やその他医療従事者がME機器を使う。

みたいな感じですかね。

 

定義は以上です。意外と知らない方が多かったのではないでしょうか。

 

 

ME1種を取る必要性・意義

 

実際、ME1種を取る必要性・意義はどうかというと、、、

 

結論から言いますと、、、

 

必要性・意義はある!けどなくても全然問題ない!

 

※あくまで個人の意見なので、ME1種を受けようとしている方は続きもしっかり見て判断してください。

 

詳しく説明しますね。

 

必要性・意義から言うと、

 

ME1種の定義から言えることは

ME1種持っているとME機器の指導者として説得力がある。

に落ち着きますかね。

 

 

他の資格で例えましょう。

 

英語検定1級と2級を例に挙げます。(実際英検1級は2級よりかなり難しい)

 

家庭教師が2人いて、それぞれ教える能力・経験とともに同じくらい。

唯一違うのは片方が英検1級を持っていて、もう片方が英検2級を持っていたとします。

 

もし自分が生徒だったらどちらの家庭教師の授業を受けたいか?

どちらの家庭教師だったら英語の点数が伸びるか?

この場合は大半は英検1級を持っている家庭教師の指導を受けたいはずです。

 

よって、

ME2種を持っている人よりもME1種持っている人にME機器の指導・教育してもらいたい!

とたいていの人が思うはずです。

 

 

また、こんな人におすすめのとこでちらっと紹介した

臨床ME専門認定士という資格は、申請条件にME1種があるので、

臨床ME専門認定士になるにはこのME1種が必要ということになります。

 

条件も3つあって(かなり簡単に説明)

①医療系の国家資格

②ME1種

③ME機器の保守点検・安全管理業務2年以上

なのでME1種あればもう申請するだけで、ほぼなれてしまいます。

ちなみに僕は申請していません。

僕の立場的にも、働いているのが透析業務メインの透析クリニックという環境には必要とないと判断したためです。

あと5年間の更新制ということも…

 

 

個人的には臨床ME専門認定士は、

総合病院で機器管理をしっかり力を入れてる部署のCEや病院の医療機器安全管理責任者とかがなるべきだなと思っています。

 

ME1種は検定試験のくくりなので更新制はないので、持っていても損はありません。

 

僕がME1種を受けようと思った本当の理由

 

長々と定義や必要性とかを語りましたが、つまんないですよね。

 

僕がME1種を受けようと思った本当の理由。

 

はっきり言って、透析業務専門にやってる僕としては、

ME1種の勉強して得た知識はほぼ実戦で使いません。

 

 

 

 

けど、ME1種はそれ以上に受ける理由があったのです。

 

 

それは「学力の証明」です

 

ME1種は周りから難しい資格として知られていると思います。

 

僕は入職する前から研究をたくさんしたいと思うのと同時に、

研究をするには、院長や上司や他のスタッフなどの周りのサポートが必須だと思いました。

 

ME1種を取ることで学力の証明をし、研究を頑張れる環境を自分で作ろうとしたのです。

 

もちろん資格をとってもそれが評価されるかどうかは職場次第ですが、

僕の職場は運よく、研究や勉強することに対してはすごく評価してくれるので助かっています。

 

実際には、先輩の研究が立て続いており、未だに研究の手伝いばっかりしていますが、、、汗

 

あと、ちょっとした理由としては、

名刺とかにも「第1種ME技術者」と載せたりできるので、

メーカーの方や学会などで知り合いになったCEの方にも一目置かれる存在になるかもです。

話のネタにもなりますしね。

 

自分の話をしましたが、ME1種を受ける理由などは人それぞれなので、悪しからず。

 

 

 

次は、勉強法の前にME1種について知っとくべきことをざっと載せます。

 

ME1種の難易度・合格率

 

 

 

ME1種合格者・合格率

引用: 公益社団法人日本生体医工学会 ME技術教育委員会HP

 

毎年、合格率は30%未満です。

国試とは大違い。

でも勉強すれば受かります。

 

ちなみにボーダーラインは分かりません

ネット探してもどこ探しても出てきませんでした。

60%前後じゃないかと噂されていますが、、、

 

おそらく、受験者の平均点から、ボーダーラインを決めている感じではないかと。

 

ME1種の結果公開

 

では結果を載せます。

 

ME1種結果

 

 

 

それにしても、お恥ずかしい。医用機械工学8点、医用電気工学6点って(笑)

 

一応これでも受かったという証拠として合格通知も載せときます。

 

ME1種合格通知

 

結果見て、得点率計算してみました。

得点率はなんと258/500点で51.6%!!!

 

60%前後と噂してましたが、まさか50%弱で受かるとは。

第22回の試験の合格率は22.4%でまぁ納得できなくもない数字ですが、

ラッキーとしか言いようがないです。

 

 

試験範囲(重要)

 

筆記試験には超重要ですよね。

学生の時、テスト前日でテスト範囲ずれてた~とかやってしまいがち。

 

個人的に点数を取りたい重要な科目は赤

正解したらラッキーくらいのが青に色付けしました。

 

そして言い方を変えれば、

勉強すれば点数が取れるとこが赤、

勉強しても応用力やひらめき、細かな専門的な知識がなければ点数取れないのが青です。

 

人によって得意・不得意が違いますが、参考にしてください。

 

ちなみに正しいもの・誤っているものを2つ選べという問題の選択肢は10択です(笑)

よって消去法は通用しません。

これが細かな専門的な知識が必要とされる理由です。

 

 

ME基礎論

ME機器および関連設備を理解し、適切に運用・保守するために必要な基礎知識

①物理・化学・・・20/20 満点達成!
物理的・化学的現象を理解する能力
(光、音、熱、放射線、浸透圧、酸塩基平衡等)

②医用機械工学・・・8/20 惨敗
機械工学的基礎知識
(運動力学、弾性力学、流体力学、材料力学、熱力学等)

③医用電気・電子工学・・・6/36惨敗
電気・電子工学的基礎知識
(電磁気学、電気・電子回路、電気計測、センサ、電気エネルギー等)

④医用情報通信工学・・・18/36 まぁまぁ
医療従事者とコンピュータ技術者とのインターフェイスに必要な基礎知識
(通信工学、画像工学、ディジタル技術、医療情報技術等)

⑤信頼性・安全性工学・・・24/36 まぁまぁ
ME機器および関連設備の安全性管理、信頼性管理に必要な基礎知識
(信頼性工学、システム安全工学、品質管理、EMC、ヒューマンエラー等)

⑥生体物性・・・30/36 いい感じ
生体の機能、構造を理解する上で必要な生体物性の基礎知識で、生体に対する安全の知識も含む。

⑦医用材料・・・12/36 マニアック過ぎた
医用材料を理解する上で必要な基礎知識
(各種材料、生体反応(毒性、適合性)、安全性試験、滅菌法等)

 

ME機器論

ME機器および関連設備の保守管理のために必要な知識と技術

①機器運用・関連法規・・・17/32 まぁまぁ
病院の管理、医療経済、医療関連法規と制度、ME機器の安全、在宅介護等
(薬事法・医療法の関連部分、電気安全に関わるJIS)

②病院設備・・・10/20 まぁまぁ
電気設備、医療ガス設備等
(原理、構造、操作運用、保守点検技術、関連規格、トラブル処理)

③ME機器に関する共通問題・・・72/108 よくできた
計測用・診断用機器、治療用機器
(原理、構造、操作運用、保守点検技術、関連規格、トラブル処理)

④ME機器に関する選択問題・・・18/90 透析以外はほぼ分からん(泣)
呼吸関連機器、循環関連機器、代謝関連機器、その他関連機器
(原理、構造、操作運用、保守点検技術、関連規格、トラブル処理)
※選択問題の中から規定の問題数を自由に選択する方式です。

⑤小論文・・・23/30 思ったことを書くのみ。
第1種ME技術者に必要な資質に関連する小問について論文形式で出題されます。

 

↑この赤と青の色付けは勉強する際に、是非参考にしてください。

 

ちなみに午前がME基礎論で午後がME機器論に分かれていて、

科目合格と言って、午前だけ合格、午後だけ合格という場合もあります。

両方合格して晴れてME1種取得となるわけですが、

科目合格をすると、次の年以降受験するときに合格した科目は免除になります。

 

詳しくは公式サイトに載ってますので確認してくださいね。

 

 

ME1種の勉強法

 

ME1種に過去問は効果的なのか?

 

 

 

結論を先に言うと、

ME1種において過去問の勉強は、、、

「重要」です。

 

過去問を制する者は試験を制す、、、。と今思いつきましたが(笑)

 

僕は、あらゆる筆記試験には過去問の勉強が一番だと思っています。

 

インプットした知識の定着には必ずアウトプットが必要です。

勉強した知識(インプット)を過去問を解くというアウトプットで知識の定着に繋がるのです。

アウトプットの方法としては、「誰かに教える」のが、問題を解くより効果的です。

しかし、ME1種はそんな身の回りで受ける人はいないと思うので、

ここではやはり「過去問」の勉強が一番いいアウトプットなのかなと思います。

 

 暗記 vs 理解

 

過去問の勉強はもちろん重要なのですが、1つ加えるとしたら、

 

「問題・解答の理解」が超重要です。

 

理解です。理解。そして超重要なんです。

暗記も所々必要ですが。

 

以下に理由を載せます。

ME1種の過去問勉強は重要です。

しかし、残念ながら過去問通りの問題はほぼなかったです。

僕は過去問5年分やりましたが、完全に同じ問題はないし、毎年かなり散らされる感じでした。

よって、問題と解答を丸々暗記はダメです。確実に落ちます。

 

 

国試もME2種も過去問数年分を何週もやれば、ボーダーラインは大体超えますよね。

 

これは何年かおきに問題が似ていたり、問題は変えず、選択肢を変えて出題してくるからです。

よって問題と解答を暗記しちゃえば、点数はある程度取れちゃいます。

でもそれではME1種は通用しません。

そのためにも問題・解答の理解が必要なのです。

丸暗記で今まで乗り越えてきた方、今すぐ丸暗記をやめましょう。

 

 

※ここでいう丸暗記とは、物事の理屈や原理をすっ飛ばして、そのまま覚えるということです。科目によって、安全の知識や数値、関係法規や医療材料などは理解の上に暗記が必要になりますが、丸暗記がダメということです。

 

 

 

僕が実際受かったときの勉強法

 

僕はあらゆる試験は正しく勉強すれば受かるようにできている。と思っています。

誰も受からない試験はないのです。受かるように試験はできているとも言えます。

 

分かりやすく箇条書きにしてみました。

 

講習会:行ってません。1人で黙々と勉強する方が効率的かと。

というか講習会1日でME1種の内容すべて網羅できるわけがないです。

社会人になると友達とかと一緒に勉強などはほぼ無理です。

1人で継続して勉強できない人は、試験勉強に向いていないと思います。

 

勉強期間:6か月(1か月目とかはやったりやらなかったり)、ほぼ毎日。

1週間に1回がっつり5時間とか、直前1か月で毎日3時間というのはオススメしません。

1週間に1回の日に急遽予定が入った、直前1か月で風邪をひいたとかで、予定が狂うとやる気が一気に下がります。

オススメは長い期間を見据えて、毎日コツコツ30分!や、毎日5問!とか

できるだけ短時間で習慣化する癖をつけましょう!

僕の場合は毎日10問とかでほぼ毎日というルールを守ってました。

休みの日は遊びに行ったり、飲みに行ったり、基本好きなことをやってストレスなく勉強していました。

 

教材:

ME1種の公式テキスト、過去問5年分、MEの基礎知識と安全管理、国試の時まとめた自作ノート

ME1種の公式テキスト、過去問5年分は公式HPで購入できます。

 

第1種ME技術実力検定試験テキスト(外部リンク)

 

ちなみに第14回以前の過去問はPDFで無料でダウンロードできます。

ですが、昔過ぎると、問題の作成者や傾向がかなり違ってくるので、

オススメは現在から過去5年分です。

 

また、公式テキスト最初から最後までまとめるというのはオススメしません。

膨大な量ですし、働きながらだと時間的にきついかと。

途中で挫折して、やめちゃったら時間の無駄ですし。

 

過去問を解いた回数:

過去5年分を2,3周(ペース配分間違えて、3周できなかったのもあった)

 

ちなみに工学系大学出身CEの友達は、過去問0.5年分1週で受かりました。

0.5年分(笑) 悔しい!

電気電子・機械が得意で、地頭がいい人なら結構受かっちゃうんですねぇ。

 

具体的な方法:

始めに解答シートをExcelなどで作っておく。

あとで正答数と正答数(%)できたか書くため。

 

①.過去問を何も見ないで解く。

②.答合わせ。

③.解答を熟読し、理解に努める。理解したらノートなどにまとめる

(インプットしたらすぐアウトプットして知識の定着に繋げる)

理解できなかったら、捨て問とする。

苦手な教科なら、全部捨ててもアリだと思います。

過去問を頑張って理解して計算できたとしても、同じ問題はまず出ない。

よって計算問題は原理とか法則などを覚えて本番勝負とかでもいいと思います。

④.1年分過去問を解き終えたら、正答数と正答率を計算。

⑤.違う年の過去問を何も見ないで解く。

ここで①で解いた年の過去問を解き直すと、答えを暗記してしまっている可能性があるため、オススメしない。

第16回→第17回→第18回→第19回→第20回→第16回→第17回→・・・第20回

という感じで解いていく。

 

勉強方法注意点・コツ

 

・問題を解くときは何も見ないで解く。

・過去問2,3週目は正解した問題や正解したけど完璧に分からなかった問題などを中心に解き直す。

・理解できていて、正解した問題は何回やっても正解するのでやる必要はない。やるだけ時間の無駄である。

・ME1種の公式テキスト・MEの基礎知識と安全管理は、知りたい情報が解説になかった場合やノートなどにまとめるときに、辞書代わりとして使う。

・過去問を解いてく中で、解ける問題・解けない問題・科目を自分なりに分析し、勉強する比率を決める。

・計算問題などは理解に時間がかあるため、試験2~6か月前で満遍なく

・しっかりとした知識の定着、暗記が必要な科目は試験1か月前できれいにまとめる。

・理解が重要と述べたが、(理解の上に)暗記しないと解けない問題・科目がある。

以下の科目です。ノート等にまとめてしっかり覚えましょう。

ME基礎論

④医用情報通信工学⑤信頼性・安全性工学⑥生体物性⑦医用材料

ME機器論

①機器運用・関連法規②病院設備

 

 

 

 

 

今回は長文になってしまったので、まとめなしです。

 

ME1種は勉強すれば受かる試験です。

 

この記事を参考にして、是非頑張ってください。

 

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