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無料で医学系英論文を検索する方法

投稿日:2019年4月11日 更新日:

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さぼ
どうもさぼ(@ce_sabo)です。

 

前回このような記事を紹介しました。

臨床家は研究しよう!少なくとも論文を読んで現場に活かそう!

 

続きを見る

 

これで「よし、論文読もう」と思っても、「論文ってどこにあるの?」「どうやって探すか分からない」という方も多いのではないでしょうか?

今回は「国内外の論文を無料で検索する方法」を解説していきます。

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用意するもの

なんてことないです。以下の3つです。

  • パソコン
  • ネット環境
  • Chrome(Webブラウザ)

 

スマホでもいいんですけどパソコンの方が画面が大きいのでオススメです。

あと、Chromeと書きましたが、英語を翻訳するときにも便利なのでオススメです。

あとで設定方法も詳しく解説します。

 

方法

では実際の方法を解説していきます。

その方法は「PubMed」というオンライン文献検索サイトを使います。

(ものすごく有名なサイトなので知っている人が多数いると思いますが)

 

PubMedとは何かというと

PubMed とは、NLM(米国国立医学図書館:National Library of Medicine)内のNCBI(国立生物科学情報センター:National Center for Biotechnology Information)が作成しているデータベースです。データベース統合検索システム Entrez(NCBI 作成)の一部として提供されており、世界の主要医学系雑誌等に掲載された文献を検索することができます。

引用:PubMed の使い方 - 東京大学医学図書館(PDF)

 

アメリカの国立図書館のNCBIという機関が作っている論文データベースということです。

世界中の共通言語である英語でほとんどの論文が収容されています。

 

では、論文を検索していくわけですが、やり方はネットで検索するときのやり方はたいして変わりません。

順を追って説明していきます。

 

 

方法:検索窓に調べたいワードを入れて検索するだけ!

 

 

引用:Home-PubMed

Home-PubMed

 

方法はいたって簡単です。

一番上の「search(検索)」ってとこの左側の空欄に調べたいワードを入れて「search」を押すだけです。

 

試しに「Hemodialysis (血液透析)」って入れてみます。

 

引用:PubMedで「Hemodialysis」を検索した結果

 

Hemodialysisで検索したらしました。

デフォルトではおそらく新着順に並べてあり146707件論文がヒットます。

この状態では無料で全文読めるものもあれば、抄録のみ、論文読むには有料の場合が混ざっています

 

これから左の絞り込み機能で絞っていきます。

今回の記事のテーマは「無料で論文を読む」ということなので、左上部に行き「Text availability」というとこで「Free full text」(赤線で引いたところ)というとこをクリックしましょう。

 

引用一部改変:PubMedで「Hemodialysis」を検索した結果

 

そうすることで「論文全文を」しかも「無料」で閲覧することができます

 

また、検索はAND、OR、NOT検索、フレーズ検索、前方一致検索もできるそうです。

是非色んなワードを入れて検索してみてください。

 

 

注意ポイント

PubMed(公式のもの)では日本語で検索をかけても検索されません。英語で入力しましょう。日本語検索に対応しているサービスもありますが、英語に慣れるためにも筆者は公式をオススメします。

 

(追記)

PubMedで検索する場合、通常は「英語」で入力しなければなりません。

しかし医学用語、しかも専門的になればなるほど聞きなれない単語がありますよね。

透析関係ならば日本透析医学会から出している「日本透析医学会透析医学用語集(PDF)」が便利です。

Windowsなら[Ctrl]+[F]で検索ボックス出して、PubMedで検索したいワードで日本語を検索するとそれに対応した英語が出てきます。

それをコピペしてPubMedで検索すると英語が苦手な人でも簡単に検索できると思います。

 

 

方法は分かったと思いますが、少し問題点があります。

 

問題点その1:英語で読めない

これは日本人ならではですよね。

僕も学生の頃は大学受験や英語のみの授業などがあり、リーディングはある程度いけましたが、今はほとんど読めませんし、話せません。

数年前は英語直読み敷かなかったと思いますが、現在において素晴らしい解決方法があります。

それは「Google翻訳」です。

現在のGoogle翻訳の精度は論文などを訳してもほぼ日本語の文章として読むことができます。

それで僕が普段やっている方法では、ほぼ日本語で検索~abstract→論文本文までほぼ日本語で読むことができます。(※検索だけは英語)

記事の冒頭で「用意するもの」でWebブラウザで「Chrome」を挙げた理由がそこにあります。

Chromeだとわざわざ訳したいテキストをコピペして翻訳しなくて済みます。

設定法はこちらのサイトが手順など詳しく載っているにで参考にしてください。

 

Chromeのページ翻訳(サイト翻訳)機能と設定法 - やるぞう

 

スマホでもPCでもChromeだとどちらも自動翻訳できるので是非やってみてください。

 

問題その2:本当に読みたい論文に辿り着けない

「こういう論文が読みたい」のにキーワード検索してもぜんぜん自分が欲しいと思ったエビデンスがないなどです。

これは論文読み始めの時などに陥りやすいです。

そういう時は解決法が2つあります。

 

解決策①キーワードを複数指定する(AND検索)

例えば先程の例で「Hemodialysis 」と検索したら146707件論文がヒットしました。

その中から自分が読みたいのを探し出すのは時間がいくらあっても足りませんよね。

そういうときはキーワードを複数設定して、例えば「Hemodialysis anemia(血液透析 貧血)」とすればかなり絞り込みができます。

実際やってみたら146707件→8223件まで絞り込むことができました。

そして先程の要領でFree full textでフィルターをかけると更に件数を絞り込むことができます。

2文字と言わず3文字でAND検索すると更に効果が増しますね。

 

解決策②論文のReferences(参考文献)からタイトルをコピペして検索

論文に限らず、専門書などでも参考文献は医学系の書物なら必ず末尾に載っています。

WebページやPDFの論文だったらそのままタイトルをコピペしてPubMedで検索するとほぼ一発で出てきます。(論文によってはPubMedにないものもあります。)

個人的にこれは筆者オススメの方法です。

1つは、コピペで簡単にその論文に辿り着けるため。(これも重要)

2つは、複雑な因子が絡む臨床的な事象を説明する場合、論文1つで「エビデンスがある」と言い切るのは難しいためです。

1つのテーマや疑問点にたいして論文を読み、そこに書いている参考文献の論文を読むというのが、エビデンスを探索するのに重要なプロセスであると思っています。

 

まとめ

今回は「無料で医学系英論文を検索する方法」を解説しました。

まとめると以下の通りです。

まとめ

・検索するWebサービスは「PubMed

・英語は読めなくてもChromeの自動翻訳を使うべし

・検索するときは「AND検索」、「論文や書籍の参考文献から引っ張る」がオススメ

 

今はこのように世界中から論文を探し出せ、ある程度は無料で読める時代です。

臨床家として、医療の専門家として、経験だけでなく「エビデンス」をもった実践をして欲しいです。

そして論文を読むだけでなく、エビデンスを作る側、すなわち研究をする側となり、臨床工学分野の研究が発展に貢献して欲しいと思います。

 

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