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シャープな膜・ブロードな膜とは?

2018/01/04
 
シャープな膜・ブロードな膜とは?
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どうもさぼです。

 

 

よくメーカーの商品説明や、メーカーのサイトなんかに

 

「我が社が開発した本製品の特徴として、まず第一にシャープな分画特性があり、、、、、」

 

とか「この膜はブロードな膜で、、、、、」とか説明がありますよね。

 

僕が新人の頃この意味が分からなかったので、

(そもそも教科書とかテキストに載ってない)

 

図を用いて、簡単に説明していきたいと思います。

 

 

 

※ソースは血液浄化専門臨床工学技士を持っている上司

 

 

 

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シャープ、ブロードという言葉の意味

 

英語です。

 

対照的に用いられることが多いみたいです。

 

Sharp:鋭い、尖った、急な、急カーブな…etc

Broad:幅の広い、広々とした、など…etc

 

本来の意味を知ることが理解への第一歩。

 

言葉って重要なんです。

 

 

 

本題:シャープな膜・ブロードな膜とは

 

 

 

本題に入ります。

図で表すとこうです↓↓↓↓

 

 

シャープな膜・ブロードな膜

 

どこを探してもないので、自作です。

※この膜が実際あるわけではありません。イメージです。

 

なんかのテキストに載っててもいいのに、、、

 

図を見ると、

シャープが傾斜が急(シャープ)で、ブロードが傾斜が緩い(ブロード)ですよね。

イメージはこんな感じで覚えれば良いです。

 

肝心なのはなんでこのような使い分けをするかです!(本質)

 

注目してほしいのが横軸が分子量となっていて、

シャープな膜はβ2MGはかなり除去できますが、そこを境に下がっていって、

α1MGはそこそこ、Albなどは全然抜けないことが分かります。

 

一方、ブロードな膜はβ2MG、α1MG、Albまんべんなく除去できていますね。

 

よって、膜の使い分けとしては、

Albがあまり抜けてほしくない、低栄養気味の人とかはシャープな膜がよくて

若い人や栄養状態が比較的いい人とかはブロードな膜が合っている。

というような使い分けができるんですね。

 

今出ているダイアライザーはだいたいβ2MGを基準に考えてると思います。

 

実際のダイアライザーの選定では、更に見るべきところがあると思いますが、、、

 

 

ちなみにAlbには、Albに結合している、Alb結合型の尿毒素もあるので、

Albは全然抜けないより、ある程度抜けた方がいいというのが最近の傾向です。

 

 

 

 

まとめ

 

・シャープな膜はというのは、ある分子を境(今回はβ2MGが基準)に、それ以上は急激に除去できない膜である。Albが抜けにくい特徴がある。

・ブロードな膜というのはAlbまでまんべんなく除去できる膜である。

 

※注意点は、何を基準にシャープか、ブロードかを決めているか確認することです。

 

 

 

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