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医療従事者として働くうえで心得ておきたいこと

 
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どうもさぼです。

 

 

今日は臨床工学技士の国家試験の合格発表でしたね。

 

 

合格した方は、4月から晴れて臨床工学士として働きます。

 

 

 

今回は「これから医療従事者として働くうえで心得ておきたいこと」というテーマで新卒向けに記事を書きました。

 

CEさぼは4月から4年目となるまだまだ未熟者の1医療従事者ですが、少しだけ気にとめて、働きながらたまに思い出してくれたら幸いです。

 

この記事は僕のような3、4年目で業務にも人間関係にも慣れ始めた方にも気を引き締めるという意味でもいいかなと思います。

 

僕に関しては自戒を含めて心から伝えていきます。

 

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学生と社会人の違い

 

まずは、学生と社会人の違いから。

 

人それぞれ考え方が違いと思いますが、

僕が一番違うというのは「責任感」だと思います。

 

学生までは、何かあったら先生、親など自分の責任をとってくれる存在がいました。

社会人になったら一人前の大人とみなされて、全責任が「個人」に委ねられます。

 

ダイアライザーの種類を取り間違ってしまって患者さんに繋いでしまった。

単位数が違うヘパリンを患者さんに使用してしまった。

 

これはもうアクシデントですよね。

 

この責任はこれをやってしまった「個人」に委ねられます。

 

医療従事者としては新人でもベテランでも、患者さんには「1人1人が国家資格をもつ医療従事者」として、目に映ります。

 

患者さんは透析に関わらず、病院で受ける治療はすべて医療従事者に任せているので、

新人・中堅・ベテラン関わらず、「責任」を持って業務を行わなけらばなりません。

 

社会人になったらなんでも「自己責任」と思ってくれればいいと思います。

 

では、本題に入ります。

 

 

 挨拶と感謝の言葉、謝罪の言葉

 

なんだよ、普通じゃんと思ったそこのあなたは危険信号!

 

挨拶を見くびっていたらあとから痛い目に。

 

朝出勤したら、

「おはようございます。」

これは先手必勝だと勝手に思っている。

 

帰るときは

「お疲れ様でした。」

※「ご苦労様」は基本的に目上の人が目下の人に使う言葉なのでNG

 

先に帰るときは

「お先に失礼します。」

 

なんかしてもらったら

「ありがとうございます。」

なんかしてもらったのに「すみません」を連呼するのはやめて欲しい。

 

なんか失礼なことをした、失敗をしたときなどはすぐ謝罪しましょう。

穿刺失敗したときも言い訳せずに謝りましょう。

「失礼いたしました。」

「申し訳ございません。」

「すみませんでした。」

 

 

今挙げたのはほんの一例ですが、挨拶は人間関係を構築する基本となることです。

 

痛い目に遭うと冒頭で述べましたが、挨拶をコツコツ積み重ねることによって人間関係が築き上がります。

挨拶はボクシングでいう「ジャブ」です。あとからじわじわ効いてきます。

挨拶はコミュニケーションにおけるジャブといっていいでしょう。

 

逆にこれらをできない人は「挨拶ができない人」としてみなされ、たぶんおそらく誰からも相手にされないのではないでしょうか。

上司がわざわざ「挨拶しなさい」って言ってくれないですからね。

 

ということで、職場のスタッフそして患者さんとの挨拶・感謝の言葉・謝罪の言葉は徹底しましょう

 

 

日々勉強し続ける

 

めっちゃ普通じゃん。と思われがちですが、

新卒や、業務が一通りできてくる3、4年目は注意が必要です。

 

実際、僕は去年の前半はすこし仕事に対して怠惰になっていました。

自戒を含めて述べたいと思います。

 

透析室をイメージしながら、新卒と新卒以外に分けて書きます。

 

新卒編(1年目)

 

1年目はとにかく、業務を覚えるのが精一杯で、メモメモ。

勉強をする暇もないことが多いです。

しかし、覚える業務が多い反面、やれる業務が少ないのも1年目です。

 

うちの病院で例えると、基本維持透析しかしていないので、

最初の2~3か月は主に返血後の回路の片づけや、透析開始時、透析中、返血時の記録、血圧測定を新人にやってもらいます。

 

まぁこれは維持透析ならではの事だと思いますが、空き時間が必ずあります。

新人以外のCEやNSはその隙間時間を違う業務や雑務、記録の整理などに充てるわけですが、

なにもない新人にとっては何もない時間が生まれます。

そこで勉強しましょう。

業務に関連する書籍でもいいですし、業務に関係する研究論文を読むのもいいです。

 

僕は新人のころ隙間時間を見つけて勉強しまくっていました。

ノートやメモ用紙に書きまくってましたが、まとめてはいなかったので、けっこう忘れてるのが残念なところですが。

1年目からブログをはじめてアウトプットできたら、もう少し知識が定着してたかなと若干後悔しています。

※病院によっては家で勉強しろというところもあるので、そこは上司等に確認とってからやってください。

 

 

 

新人以外(経験2年目~)

 

2年目になると人間関係にも慣れ、業務の全体像が少しずつ分かってきます。

穿刺も徐々にやって、返血も止血もほとんどできるようになってきます。

 

一通り業務を自分でできるようになると、1人前になったと錯覚してきます

これがだんだん悪化して、怠惰・傲慢になって勉強しなくなる人が続出します

たぶんどこの会社・病院に関わらず、こういう人は多いと思います。

 

これは本当に私見ですが、

この時期を境に、その人の医療従事者としての質や価値が変わってくると思うんですよね。

勉強しない人は徐々にその質や価値が衰退していきます。

最低限勉強する人は現状維持しかできないでしょう。

常に勉強し続ける人は、時代に飲まれることなく、常に先を見越して行動し、どんどんレベルアップしていくことでしょう。

 

ましてや医療の分野は常に情報が更新され、医療機器なんてのは毎年新しい製品ができて、どんどん高度化・複雑化してきます。

20年前の透析医療にオンラインHDFという概念があったでしょうか?

20年前に生体適合性という考え方はあったでしょうか?

 

しかもAIの登場やIotの普及により、10年後20年後の医療の在り方はどうなるかも想像も予測も不可能な状態です。

 

この状況で、1医療従事者として生き抜くためには「勉強し続ける」ことが大事だと思います。

勉強はし続けないと意味がありません。

資格をとるために勉強して、仮に資格を取得して、そこから勉強しなくなるのは意味がありません。

 

最近、勉強してないなと思った人は是非、学会行ってみたり、最近の論文を見てはどうでしょうか。

 

 

研究する

 

最後に少しだけ。

 

研究する意義・必要性を述べたいと思います。

 

なんでCEさぼは最近「研究研究」って言ってるのか。

※嫌われそうなのであんまり言ってないかもしれません。

 

「臨床家として目の前の患者さんが一番大事じゃん。」

「論文ばっかり見てないで、もっと患者さんと向き合ったほうがいい」

という意見があると思います。

実際僕もそういう時期がありました。

 

医療従事者は研究を専門にやる人もいると思いますが、基本的には「臨床家」です。

臨床家であると同時に医療従事者は「専門家」の一面もあります。

 

医療従事者が臨床で働きつつ、研究をする意義を再考してみたいと思います。

医療統計の本で愛読している本から抜粋して引用させていただきます。

 

医学に携わる者は、専門家である。専門家は研究を行わなければならなず、いわば研究者と言えるだろう。しかしながら、研究を行わずしても資格を取得すれば、世間一般には専門家として認識される。とはいっても、医学という学問が発展していくなかで、既存の知識や技術だけで十分ことたりるということはあるまい。百歩譲って研究は行わないとしても、医学の発展に寄与する研究論文を読む能力は最低限、身につけておかなければならない。

引用:対馬栄輝.医療系研究論文の読み方・まとめ方ー論文のPECOから正しい統計的判断まで.東京図書.2010.2

 

僕が言いたいことはこの引用文に凝縮されているので、くどくは言いませんが、

医療従事者なら百歩譲って研究しなくてもいいけど、研究論文を読むくらいはしよう

ということです。

 

日々働いていると、

もっとこうしたことがいいんじゃないかな?

なんでこういうことが起きるんだろう?

これって問題じゃない?

それらを明らかにして、患者さんに還元するのが研究じゃないかなと思っています。

勉強・研究熱心の人って実は患者さんのことを人一倍思っていたりするかもしれませんね。

 

 

こんな長く書くつもりではなかったのですが、、、以上です。

 

 

4月から4年目となる若手CEの意見ですが参考にしてくれたらいいです。

 

 

 

国家試験を合格した皆さん、本当におめでとうございます。

4月からがんばってください(^^)

 

 

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